数学における発見はいかになされるか〈第1〉帰納と類比 (1959年)
(1959)
ポリア
数学における発見はいかになされるか〈第2〉発見的推論-そのパターン (1959年)
(1959)
ジョージ・ポリア
ポリアは次の言葉でこの著書を始めている。
「経験は人の信念を修正する。われわれは経験を通して学ぶのである、否むしろ進んで経験を通して学ぼうとしなければならない。経験を最大限に活用することは,われわれ人間に課せられた偉大なつとめの一つであって、このつとめのためにつくすことが,科学者本来の使命である。その名に値する科学者は、ある一定の経験からもっとも正確な信念を引き出そうとつとめ、一方では一定の問題についての正確な信念をうち立てるため、もっとも適切な経験を集めようと努力するものである。科学者が経験を処理するこの手続きは,ふつう帰納と呼ばれている。」
数学的事実はまず推測され、しかる後に証明される。
普通、教科書を含めたほとんどの《数学》書に登場するのは、このうちの後半のみである。そこ
に紹介されている定理や性質が成り立つか、それはどう証明されるのかについて描かれてはいても,それをどのように発見したか、あるいはどのように試行錯誤したかについて触れられない。
この『いか問』に始まる数学的発見学(heuristic)三部作の第2弾は、まさに書かれざる前半に焦点を合わせ、豊富な事例を通じて数学における発見を詳述する。なんとなれば、発見することについて簡単なマニュアルは存在せず、この実際的技能は模倣と自分で問題を解くことを通じてしか学ぶことが出来ないからである。
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